「これからも誰かを幸せにして下さい。」
神戸の「湊川公園手しごと市」に出店しているときでした。
ご夫婦のお客様がいらっしゃいました。
明るくお話される奥様と無口な旦那様。
旦那様の指が凄くしっかりされていました。
手持ちの商品にサイズの合うものもなく、ぴったり合う大きな指輪をつくることにしました。
私たち夫婦ともに手を使う仕事柄から、結婚して一度も指輪をつけることはなかったんです。
でも、去年、主人が救急搬送されたんです。
命はとりとめたものの後遺症が残って。
だから改めて2人いっしょにいられることが幸せなことだなと思って、
絆を目に見える形で残したいので、22年越しの結婚指輪をつくることにしました。
後日、指輪をお渡しした際に、奥様から最初のお言葉をいただきました。
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