「ごめん、わからん！」
誕生日も間近に迫ったある日、彼から突然言われた一言。
付き合って４ヶ月目。年下の彼氏。はじめて過ごす誕生日を完璧に演出しようとしてくれているんだろうけど、私へのプレゼントが決まっていないらしい。
3日前ですけど。。。何でもいいんだけど。。背伸びしようとしてどうすんの。。。でも、当日じゃなく事前に言っただけ良しとしよう。
難しいものは要求できなし、、きっとお金もないだろうし。シンプルで、手につけても邪魔にならない指輪が欲しかったんだな。スマホ片手に、たくさんの作家が出品している通販アプリからサクッと探してみる。
10分ほど見たらちょうどいい指輪を発見。華奢でシンプルなゴールドのリング。値段もお手頃。
早速彼に見せてみる。「なるほど」という顔をしたあたり、こいつまたひとつ大人になったな。そう、プレゼントってそういうことなんだよ、君！
同じ通販アプリをダウンロードして、ぽちぽち登録している。「これかな〜」といいながら20分後、購入完了した様子。
１時間後、私はその作家さんに同じアプリからメールを送ることに。
「先ほど、彼と相談してこのリングを買ってもらったものですが、サイズを伝えず購入したみたいです。福岡県の住所のものです。7号でお願いします。。。」
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